フローズンヨーグルト
成分規格
フローズンヨーグルトは、1970年代、アメリカで健康食品として開発されました。アイスクリームに比べ低脂肪で、乳酸菌も合まれているため健康志向の時代に合った栄養食品として広がりました。
フローズンヨーグルトは種類別「はっ酵乳」です。乳等省令により、「乳またはこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳等を乳酸菌または酵母で発酵させ、糊状または液状にしたものまたはこれらを凍結したものをいう」と定められています。
成分規格は、「無脂乳固形分8.0%以上、乳酸菌数または酵母数1,000万/mL以上」と規定されています。
一見、アイスクリームと似ていますが、アイスクリームは乳脂肪分を8.0%以上含むものと規定されているのに対して、フローズンヨーグルトには乳脂肪分の規定はありません。アイスクリームの濃厚なおいしさに比べると、低脂肪のものが多くさっぱりした味です。乳酸発酵によりさわやかな風味もあり、乳酸菌の生理的効果も期待できます。
製造方法
原料乳に甘味、果汁などを加えたものを、乳酸菌で発酵させます。アイスクリームと同じように、フリーザーで高速撹拌しながら空気を混入して急冷し、ソフトクリーム状にします。これを容器に充填して、冷凍室で凍結・硬化させて作ります。
フローズンヨーグルトの乳酸菌は凍結状態でも生きていて、乳等省令で規定されている生菌数(107CFU/mL)を下まわることはありません。
