ブルガリアヨーグルト
ブルガリアのヨーグルトは世界中で知られています。
外国人にとって珍味であるヨーグルトですが、ブルガリア人にとっては常に食卓に並ぶ日常食です。ブルガリア人はヨーグルトを多くの料理に使います。ヨーグルトはさまざまなスープ、サラダ、デザート、添え物などに欠かせない成分です。いくつかの工程さえ気をつければ自宅でも作れます。
他の国にはなく、ブルガリアにあるものは何でしょうか。ブルガリアで世界一美味しいヨーグルトができるのはなぜでしょうか。
原因は通常ラクトバシルス・ブルガリクス(ブルガリア乳酸菌)と呼ばれる細菌にあります。この菌はヨーグルトを発酵させ、その見事に味を作り出してくれます。

- ご自宅でヨーグルトを作るには牛乳が1リットルとタネとなるヨーグルト(1リットルの牛乳につき大さじ1杯程度)が必要です。牛乳を加熱したのち42~45度まで冷ましておきます。温度計が手元にない場合、小指で具合を見て、熱くなく、程よい暖かさを感じたらちょうどいいでしょう。
- 加熱しておいた牛乳から50グラムを取り置き、残りを大きな陶器に入れます。
- 別の小さな容器で、タネとして用意したヨーグルトと取り置いておいた牛乳をよく混ぜます。
- タネを大きな陶器の方の牛乳に加え、よく混ぜます。
- 熱が逃げないよう、陶器をタオルのようなもので包み、3~4時間寝かします。
- ヨーグルトの発酵が完了しているのを確認してから、タオルを外して冷ましてください。

強い酸味を避けるためには、発酵時間を長くしてはいけません。出来上がったヨーグルトはそのまま、もしくは冷製スープのタラトル、サラダ、アイラン(飲むヨーグルト)、デザートなどお好きな方法でお召し上がりください。冷やすとより美味しくなります。